ごせつめい
新作映画「デッドプール&ウルヴァリン」を楽しむためにはX-MEN・MCU作品の予習が必要であることを知った筆者。
ただのデッドプールファンが、正直好みじゃないアメコミ系映画に向き合うシリーズ。
以下、ネタバレ全開の感想です。
一読推奨の詳しい経緯…シリーズ第一回
ウルヴァリン:SAMURAI(2013)
原題はザ・ウルヴァリンなんですね
この映画をザ・ウルヴァリンと銘打っちゃっていいの…????
こう言っちゃ悪いけどもB級映画の舌触り…
次作を観るための登場人物備忘録
ヤシダマリコ&ユキオ姉妹
なんだろう……えっと、どこから突っ込んだらいいかな
とりあえず暴れてたフェニックスもといジーンを手にかけて心傷から自暴自棄になったウルヴァリンが立ち直るまでというポジションの物語
現代日本が舞台ということですが、芝公園と秋葉原と高田馬場と上野をリープしまくってることを差し引いても空気感が江戸時代と昭和と平成(と近未来的施設)をバタバタしていて愉快でしたね
勘違いハリウッド・ジパングは割と好きなので、そういう意味では面白かったです
お茶碗に箸を突き立てるのは死人にお供えするときのスタイルだから避けるべきだったような気がするんですが、まあ瑣末な作法よりもヘンなところいっぱいあったしなあ
謎シチュエーションとかカタコトとか…論ったらキリがなさそうなので日本描写については置いておくとして、他にもちょっと気になることが多かった
まずヤシダじいさんの人物像ブレすぎでは???という点です
時系列順に考えればそんなに矛盾はありません
「ウルヴァリンのおかげで九死に一生を得た後、富と名声を得て権力と不死への欲望に狂ってしまった男」
というところでしょうか
ただ「ウルヴァリンと出会った当時の義理堅そうな描写」
と「再開時の魂胆が透けて見え過ぎるおためごかしの交渉」
と「ユキオを拾う・マリコに昔話を聞かせる等の人情味エピソード」
と「ウルヴァリンに襲いかかる欲深くて邪悪な様子」が断片的に映るので、現在はロクなやつじゃなさそうだけど終盤で孫娘たちにあそこまで目の敵にされてるのを見ると「ユキオとマリコは老い先短い人の悪口は差し控えてただけで元から嫌いだったのかな?」と思うことでしか納得が難しいよ
実際はサムライロボットで襲いかかる強敵がヤシダじいさんであることに驚きが生まれるように良い人だったっぽさを出してたというところなんだろうけど
他にもユキオの死期予知能力がぜんぜん本編中に見せ場なかったところとか
ちょっと登場人物と思惑が多いせいか、ヴァイパーさんとかマリコが何がしたいのか分かりにくかった印象があります
あとウルヴァリンが「娘を殺そうとしたお前なんか殺す価値もない」的な事を言った後に結局反撃で殺すところとか、私にはカッコいいかカッコ悪いか判断できないや
ユキオはデッドプール2で登場しますが、キャストも違うしウェポン11とデッドプールみたいに完全に別物と思った方がいいんですかね
最後のパートで出てきたのは能力を取り戻したマグニートーとプロフェッサー……じゃなくてミスティークじゃないかと思いました
でもプロフェッサーの十八番・群衆停止能力を使ってるな
いずれにせよ続きを観ねばなりません
次回は「X-MEN:フューチャー&パスト」に向き合います
コメント