ベイビーわるきゅーれ2ベイビーへの好きを叫ぶだけ

雑感

前作「ベイビーわるきゅーれ」と「ベイビーわるきゅーれ2ベイビー」のネタバレ記事ですから、どっちも観た人だけこのままお読みくださいね!

観てなかったら観て欲しいですお頼み申します。

タイトルの通りです。感想でも映画評でもなく、無軌道に「アーーーLOVEい〜〜〜〜」って喚き散らかしているだけの文章が続きます。

ベイビーわるきゅーれ、好き

全員可愛かったので乗算なんですよね、良さが

もうキャラが良い映画なんてそんなもん良いに決まってる

全員ラウンドキャラクターじゃんか

前作から所々に出てくる「こういうやつはこういうこと言いそう」的なTwitter人間観察学があるけれども、そういう細部への洞察がキャラクターの立体感を生んでいる

生暖かい血が通ってる感がいい

田坂さーん

まず田坂さんの話をさせてください

あんなに田坂さん浴びせかけられると思ってなかった

徹底しておもんなくて痛くてダサくて小うるさい田坂さんなのに、なんでこんなに親近感と愛着を覚えてしまってるんだろう

役者さんの絶妙な演技も相まってすごい……すごいおもんなくて痛くてダサくて小うるさかった……ほんと、知り合いにいても自分から遊びに誘おうとは思わないだろう人間なのに…なんか知り合いでいる分にはいいような…やっぱちょっとヤなような……

客観的な話、前作から「現代日本×殺し屋稼業」というハチャメチャな舞台に「小言を言う清掃員」という絶妙な立場で不思議なリアリティを与える地味に重要な役回りを担っている気がするし

役者さんも役者さんで声とか話し方とかハマり過ぎてて文句なしの助演男優賞ですよ……

かわいいギャの後輩にバッサリ言われてたりリモートミーティングでミュートさせられたりしてるくらいがちょうどいいヤツ田坂さん…

ちさとさんとまひろちゃん

ふたりはマブダチ。尊い。

BIG LOVE最高だぜ

2人とも正義感のカケラも見せないところがほんと…

好き好んで悪さをするわけじゃないけど、世のため人のために行動しようなんて気は微塵も持ち合わせてなさそうなのがとても清々しい

2人はあくまで利己的に、マブダチとうまいもん食ってくため(≒生きるため)やんなきゃいけないこと頑張ってるだけという行動原理のシンプルさ

社会不適合者にとって落ちる床みてぇな現代社会で、“ココで、この人となら”突っ走れる道が一本だけあって、それが殺し屋だっただけ!やったー!

そりゃ見てるこっちは「走れーーッ!!」って叫びたくなっちゃうよ

ほんとに2人とも清々しいまでに終わってて、

まひろちゃんは社会不適合者の鑑だし、ちさとさんだって社交的で頑張り屋だけどまひろちゃんよりも短慮で直情的な上に、2でギャンブル狂の素質があるという側面まで見せてくれました

社会性がなくて他力本願でめっちゃ暴力的な2人が、食い扶持であるお仕事には真正面から力を合わせて立ち向かうってとこがアツいのだ

バイト後のレモネードも菓子パンも卵かけ牛丼も、“仕事”と“ダチ”があってこそ美味しく食える!健やかに生きてけ!!

そういえばお見舞いのプリン食ってるシーンも良かったね。やっぱり美味しそうに食事してる→好感を持たれるキャラクターになるという定式をしっかり踏んで親しみと愛着を植え付ける手法が効いてる…

もう1組のベイビー ゆうまこ

濱田龍臣!濱田龍臣じゃないか!!

声が太くてびっくりした。でも相変わらず可愛らしい顔立ちをしている。演技も良かった

あえて身も蓋もない言い方をすれば、ちさまひの性転換下位互換でしかなくなっちゃいそうなキャラクターではあって、冒頭のシーンで正直噛ませかと思った

ドア開けて標的のチンピラがいっぱいいた時もここで死ぬ噛ませかと思った

でも「マージャンって楽しい?」のくだりから「おや?只者ってわけでもなさそうじゃんか」という気持ちになってきて、結局

噛ませじゃなかったよ!!どうしても前作からのキャストに比べると愛着が薄くなりそうなところ、存分に可愛かったよこの兄弟

ちさまひが才能と運に恵まれていて、その下にはロクでもない境遇の底辺殺し屋もゴロゴロいるという世知辛さと、ちさまひを擁する組織の底知れぬ黒さも垣間見えました

ちさまひもゆうまこも、片割れがいなかったらもっと無軌道な戦い方をしてとっくに犬死にしていたかもしれないし、殺し屋にならずにごくありきたりに社会をドロップアウトしていたかもしれない

4人はあそこでああやって出会うのが1番美しかったんだろうな

総評

見応えあるアクションと素直な筋書き&伏線は前回同様。あと随所にフェイントが効いてて楽しかった。

また魅力的なキャラクターたちとスクリーンでお会いできたら超うれしいな!

以上!

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